はじめに
日本ハーモニカ芸術協会は、「佐藤秀廊先生創案の複音ハーモニカ日本的奏法によるハーモニカ音楽の研究、普及及び継承並びにハーモニカ音楽全般の発展を図ることを目的」として、全国的に活動を展開している団体です。
事業内容としては、グレード制度(初級、中級、上級、研究科、準師範、師範及び大師範)、ハーモニカ音楽に関する各種講座・研修会、定期演奏会、複音ハーモニカコンクール等を実施し、更に会報として「口琴藝術」を年3回発行し会員の皆様にお送りしています。
沿革
ハーモニカは1827年頃にドイツで発明され、1896年(明治29年)東京・銀座十字屋楽器店がドイツから輸入したのが日本での始まりです。
佐藤秀廊先生は1899年(明治33年)に生まれ、19歳頃にある中国人の集会でハーモニカを演奏したのがきっかけで、ハーモニカ演奏が世間に認められるようになり、絵画とハーモニカ両方の生活を送っていた。
大正12年(1923年)関東大震災が発生、この地震で右肩に大きな負傷を負い、右手の自由がきかなくなったため、絵画を諦めハーモニカ音楽に傾注。玩具視されていたハーモニカに、分散和音奏法、ヴァイオリン奏法、マンドリン奏法等を創案し、これを高度に生かした編曲によって芸術性を高めハーモニカ音楽に新機軸を開いた。
1927年(昭和2年)ドイツで開かれた「ハーモニカ誕生100周年コンサート」に日本を代表して参加・優勝する。佐藤秀廊先生が集大成した奏法は「日本的奏法」と呼ばれ、門下生たちが後世に伝えようと1949年(昭和24年)「佐秀会」と言う組織を立ち上げ、1986年(昭和61年)に、会の存在を一般の方に理解して頂くために、佐藤秀廊先生が目指した「ハーモニカ芸術」を掲げ、会の名称を「日本ハーモニカ芸術協会」と改め、現在に至っている。
(巷談 佐藤秀郎伝より)
厚木トリオ1989
岩崎先生と子供達
第35回 東北ハーモニカフェスティバル
日本ハーモニカ芸術協会役員
役職名 | 氏名 |
---|---|
相談役 | 上 明子 |
顧 問 | 斎藤壽孝、大矢博文、真野泰治、和谷泰扶 |
会 長 | 田邊峯光 |
理事長 | 加藤精吾 |
副理事長 | 大田原健太郎、中西基起 |
理 事 | 青山恵子、岩間朱美、宇佐美進、梅田恒弘、大澤龍己 大庭麗奈、岡本吉生、木村正義、西舘正純、中村修一、原 克江 樋口博史、藤井悠子、本間千恵子、水野隆元、村上博昭、矢田部忠男 (17名) |
監査役 | 越田そとみ、矢内昭夫 |
事務局 | 局長:大田原健太郎 |
グレード局 | 局長:中西基起 次長:大庭麗奈 審査委員長:田邊峯光 審査委員:加藤精吾、水野隆元、柳川優子、菊川美智子 |
コンクール局 | 局長:中村修一 |
コンサート局 | 局長:樋口博史 |
広報局 | 局長:岡本吉生 次長:黒田 彩 |
研修局 | 局長:大田原健太郎 次長:藤井悠子 |
組織局 | 局長:大澤龍己 |
会計局 | 局長:青山恵子 |
中部支部連合会 | 会長:加藤精吾 副会長:小林義行 理事長:大澤龍己 事務局長:伊藤三喜男 |
関西支部連合会 | 会長:梅田恒弘 副会長:仲村 眞 理事長:後藤貞男 事務局:岩本洋之 |
東北支部連合会 | 会長:木村正義 副会長:大田金廣、本間千恵子 常務理事(事務局):折原 裕 |